看護研究を行う際、テーマの決定に悩む看護師は少なくありません。
よくよく考えてみると、看護の現場において問題点は多々あるはずです。
しかし、その中から看護研究のテーマを決めることは容易ではないでしょう。
実際にテーマを決めるだけで、何日も悩む人は珍しくないのです。
まずテーマの決定時に大切なのは、「自分が経験した内容で関心のあるテーマを選ぶこと」と言えます。
そうなると、自分のことを見つめ直す必要があるでしょう。
自分が興味を持っていることや関心のあること、何を改善したいか、何を明らかにしたいかを考えてみます。
興味のあるテーマでなければ、その後の研究がなかなか進まなくなる可能性もあるのです。
また、今まで読んだ論文や本などから、疑問に思ったことをテーマに決めるのも有効でしょう。
例えば興味のある研究が海外で行われた研究の場合、日本で同じ研究を行っても同じ結果になるのか考えてみるのは興味深いです。
その他、学会などに参加してさまざまな医療関係者や研究者の話を聞いてみるのも、ヒントを見つけるきっかけになります。
そうしてテーマを見つけたら、内容を深めていきましょう。
テーマに対して今までどんな研究がされていたか、まだ明らかになっていないことは何かを調べてみます。
研究を深めるコツは、今まで他者が行った研究に対して全て疑ってかかってみることです。
他に研究方法はなかったのかなどを調べることで、新たな研究の糸口が見つかることもあります。